国立劇場内工場

国立劇場の主要な公演となる歌舞伎、
文楽の舞台美術を担当。培われた伝統、
技法が余すところなく発揮される劇場内工場。

国立劇場
工場長 八森 篤

国立劇場という舞台を守るプライド。

製作8名、美術8名ほどの体制で、歌舞伎、文楽公演という本公演の大道具のすべてを担当。特に、国立劇場では、製作だけでなく日本舞踊などではきっかけ物などのきまりを演目ごとに覚えていかなくてはならないとか、また歌舞伎の巡業にも公演にも就くという、劇場内工場という特別な技量が求められると思います。製作、美術ともに、伝統といいながらも単なる継承ではなく、時代や舞台によっての変遷・変化もありますので、日々の研鑽は怠ることはできません。若い人たちには、工場間の連携を見据えて他の現場でも、実力が発揮できるようしてもらいたいのですが、僕自身30年も、この国立劇場で過ごしてきた経験から言うと、たんに作るだけでない、役者・演者を気遣う心(「粋」な心)をいかに継承していってもらうかが大切で、やはり金井大道具の原点を大事にしたいと思っています。