新橋演舞場

東京を代表する主要劇場として、
長い歴史を誇る新橋演舞場。その歩みの中で、
多様な演目に欠かせない阿吽の呼吸を持って
重要な役割を果たしてきた。

新橋演舞場
工場長 八森 篤

すべては刻まれる感動のために。

新橋演舞場は、新橋芸者さんの芸の研鑽の場としてこの地に発祥しました。いまでは松竹株式会社の直轄劇場として、そのラインナップは歌舞伎や日本舞踊の古典芸能・一般演劇・ミュージカル・コメディー・レビュー・歌謡ショー・落語と、とてもバラエティーに富んでいます。発祥当時は、まだ会社組織にはなっていませんでしたが、金井大道具が裏方として長くこの舞台を支えてきました。会社の経営ビジョンである「すべては刻まれる感動のために」を社内で身近に感じられる職場であります。舞台で飾る道具のひとつひとつは、社内の様々な部署の協力を得て作り上げられます。プロジェクト部演劇グループ、デザイン部演劇グループ、生産管理本部・製作グループ、経師、美術グループ、施工管理グループとバトンをつなぎ、新橋演舞場劇場グループへと託されます。すべての思いの籠った舞台の大道具を活かすも無にするのも劇場グループにかかっています。
劇場に足を運んでくださるお客様にいつでも感動してもらえる舞台をお届けするため、誠心誠意を込めて日々舞台業務に取り組んでいます。この「感動」を大事にしていくことが、今の劇場をあずかるものの使命と感じています。